ハイスクールミュージカル/ザ・ムービー②

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3作目は劇場公開作品だけあり、素人の私にはちゃんとわかった訳ではありませんが映像の技術が前2作と比べてクオリティが高い気がします。カメラワークとか、色の映り方とかが前2作と全然違います。すみません、この辺は観ればきっと分かって頂けるであろうかと思うのでこの辺にしておきます、、、

 

ちょっとこの辺で疑問に思ったとこや突っ込みたいとこが何点かありましたので挙げていこうと思います。


❶ロッカーの服を奪って儀式⁇を行うイース高校バスケ部の謎の習性

今作は主人公トロイたちが最終学年というストーリーなので所属していたバスケ部『ワイルドキャッツ』も後輩たちに引き継ぐという場面が出てきます。後輩として今作初登場したジミーとドニーのロッカーの服をトロイとチャドが盗み取り戻してみろと逃げて後輩たちを裸のまま走らせるシーンがありました。高校生にもなってなにしてんだと私は呆れてしまいましたが…このような男子バスケ部などは普通によくある事なのでしょうか⁈だとしても私には理解出来ませんでした。中学生、下手したら小学生で卒業するべきレベルのいじめにも見えてしまう可能性もあるため主人公キャラにこんなことさせるのは良くないのではないかとも思いましたが。まあ、ちょっとイタズラするくらい盛り上がるシーンの1つとして入れても良いという事で入れたんだろうと思われますが。


❷意外に面倒くさい⁈テイラー

チャドにプロムに誘ってもらうのにカフェテリア中の皆んなの前で発言させたテイラー。

後ほど書きますが良い子だけどちょっと面倒な時があるガブリエラとは違って、サッパリ系女子で大人な考えも出来るキャラだと思ってましたが今作のプロムの誘いに関してはBFのチャドに盛大さを求めてましたね。いやあ、そりゃプロムって大事なイベントなんだろうけど、あそこまで頑張らせるものなのかい…苦笑 プロムに誘われたことのない私には分かりませんが、大分恥ずかしがってたチャドにはちょっと同情しました。いやあでもここまで、いやこれくらい⁇体張る男子だからこそ女子は心を打たれるんでしょうね。あと乙女心って時には怖い笑


❸ジミーとティアラの微妙で始まり微妙で終わる関係

またまた今作初登場の後輩女子、ティアラと先程も触れたジミーの会話が1シーンだけありますね。それぞれが代役に選ばれたことから喜び、お互いあくまで代役だから大した話なんかじゃないと言い合いはじめたシーンです。最後はジミーが軽いかんじでデートに誘おうとしてましたが、この2人はお互い気になる存在だろうという匂わせだけして終わります。この先の進展も見てみたかったのですが今作はトロイガブリエラたちお馴染みのメンバーがメインの作品で初登場の後輩たちはあくまでイースト高校を引き継いでもらう存在として登場した脇役なので深く掘り下げなかったのだと思います。


❹ウィル・スミスvsデ・ニーロ⁈

大して着眼点にするとこではないだろ、って点ですが。ちょい気になったので。トロイとチャドが歌う Boys are back の歌詞の中で。この2人、世代も系統も違いそうだと思ったので張り合わせる2人じゃなくない⁇と突っ込みたくなりました。はい、それだけです。


❺女子の面倒くささ代表ガブリエラ

幼い頃から夢だった名門スタンフォード大からのオファーをもらうがトロイと一緒にいる為にアルバカーキに残りたい思いと葛藤するガブリエラも今作のポイントの1つですね。しっかり夢だったスタンフォードに進む決断をして研修に参加してきます。ですが、プロムの為に一旦イースト高校には戻るべきなのに、またトロイに会ってしまうとサヨナラはもうしたくないから戻れないとかいう我儘を言い出します。ガブリエラのこの面倒くささはシリーズ通して出てきます。今作も例外ではありませんね。ライバルのシャーペイとは正反対で優しく女の子らしい性格の正統派ヒロインの位置づけですが私はガブリエラのこういうところは理解出来ません。単なる我儘だと思います。まあこの件は最終的にトロイがしっかりとイケメンヒーローぶりを発揮して解決されます。

私が思うには、思春期の時代には男子と女子の成長の仕方が違うということをこの主役カップルを通して表してるというのもあると思います。女子の方が大人として先に進んでるが、男子はそんな女子の気持ちが理解出来なくなることがある。トロイの場合はガブリエラが毎回わかってほしいアピールをだして最後はガブリエラが良いようにと思う選択をしてその度に成長する、みたいな恒例のパターンですね。

 

❻シャーペイとガブリエラの関係の行方はうやむやなまま⁈

そして今作もシリーズ通して恒例の『シャーペイ負かせ』が最後にされます。ショーの一番良い役をシャーペイから奪うというパターンですね。

いつも我儘で欲しいものの為には手段を選ばないシャーペイですが、努力もちゃんとしており、時折上手くいかず泣いてしまう人間臭い一面もあります。そんなシャーペイに私は好感を持てるのです。だから毎回シャーペイが泣くシーンは私もちょっと悲しい気分になってしまいます。ですが、今作の最後はちゃんと自分で輝きを取り戻しにいくのでそこでシャーペイの強さがよく表れててまた彼女のファンになってしまいますね。今作ではこの2人のバチバチ感がほとんどなかったのに少し寂しさを感じたといいますか。

そんな2人でしたが最後の卒業式のシーン(トロイが大切な人についてのスピーチで)では微笑み合ってましたね。ここでそれぞれが自分の卒業後の道をみつけ、一皮むけて大人への一歩を進む準備が出来た、という表れに見えました。そんな今作の素晴らしかったと思う点は次の記事で書きます。